
今回は『小菊かぼちゃ』っていうかぼちゃについて紹介するぞ!
『小菊かぼちゃ』ってどんなかぼちゃ?

なんで『小菊』って名前?

上から見るとわかるよ


菊の花に似てない?

おお…なるほど!!
※菊は種類によって形が大きく異なります。ここで言う『菊』は形からしておそらく『一重咲き』のものを指すと思われます。もこもこしている花びらの多い菊は『八重咲き』と呼ばれます。
こういったかぼちゃを『菊かぼちゃ』と呼びます。その中でも小さいサイズのものが『小菊かぼちゃ』になります。

今回のは大体こぶしより一回りくらい大きいかな?といった感じ
かぼちゃには『日本かぼちゃ』『西洋かぼちゃ』があります。スーパーなどでよく見かける皮が緑色で凹凸がなくなめらかなものは『西洋かぼちゃ』。一方、今回の『小菊かぼちゃ』は『日本かぼちゃ』に分類されます。

同じ日本かぼちゃで有名なものは『黒皮かぼちゃ』だね。形は似ているんだけど皮が黒っぽい緑色をしているよ。
(※実を言うと最初こちらと勘違いしておりました…。黒皮とは別物になります)

横から。

断面。内側は色が濃いですが、外側(皮に近い部分)は色が薄く、明るい黄色っぽい色になっています。

西洋かぼちゃは果肉が濃い黄色~オレンジ色だけど、日本かぼちゃは明るい黄色が多いかな。西洋かぼちゃでも若いものは似たような色をしているね。
※品種によります
硬さ・切り方
硬さですが、かなり硬いです。なかなか包丁が通らないので切る際には注意してください。
(※私の場合力が足りず、家族に切ってもらいました。)

切り分ける際は、上写真のように溝部分に沿って切るといいそうです。

ん?何で?

溝が深いからここを残しちゃうと洗いづらいみたい

あ~~~なるほど……
軽く洗う→切り分ける→きちんと洗う …て感じでいいんじゃないでしょうか(人によって違うと思いますが)。
あと、溝に沿って切ると形もキレイですね。
調理してみた感想
今回は家族が煮ものを作ってくれました。
このような感じになりました↓

生の状態だと硬いかぼちゃも、煮るとかなりやわらかくなりますね。
見た目ですが、ちょっと果肉が繊維っぽいかな?と思います。ただ、あくまでそう見えるだけで、繊維が口の中に残ったりということはありません。あと、えびすかぼちゃ等と比べると若干透明感が強い気がします。
味はやさしい甘みがあり、おいしいです。食感は、えびすかぼちゃ等がほっくりしているのに比べこちらはなめらかと言えます。日本かぼちゃの特徴の一つとして、水分が多いことがあげられます。おそらくこのことも食感に影響をあたえているのではないでしょうか。
また、果肉はやわらかいと書きましたが、皮は若干硬いです。少し舌触りがよくないかな…?という程度で食べられないということは全然ありません。皮をむいて調理するとおそらく崩れてしまうため、皮付きのまま煮たほうがよいでしょう。

焼き物や煮物に使ったりするとよさそう。ただ汁物の具にした場合は煮溶けちゃうかも。汁物の場合はポタージュとかが合うんじゃないかな。
ここまで軽くご紹介しましたが、参考になりましたら幸いです。
それではまた。