『まくわうり』って何?特徴や味・食べ方などを見てみよう

まくわうりって何?

春から夏にかけてウリの仲間が旬をむかえます。その中のひとつが『まくわうり』

まくわうり

昔から日本で親しまれている食物ですが、今の時代では馴染みが薄くまだ食べたことが無いという人もいるでしょう。

『どんな風に食べればいいんだろう?』
『どんな味がするんだろう?』

……などの疑問もあるかもしれません。

今回はまくわうりについて簡単に書いていこうと思います。

まくわうりって何?

メロンに近い果物の一種

名前に『ウリ』と付いているのとその見た目から野菜と勘違いする人もいるかもしれませんが、まくわうりは甘みがあるウリなので果物に近いです。

ずんだ
ずんだ

簡単にいえばメロンの親戚みたいなものです

見た目や味はノーネットメロンに似ています。ただメロンと比べるとあっさりした甘さです。食感は若いものはしっかりめ、熟れたものはほろほろするような、やわらかいりんごのような、洋梨のようなちょっと不思議な食感。香りはあまり強くない印象。

やまも
やまも

冷やして食べるとおいしいよ

また、まくわうりはメロン(ノーネット含む)と比べて安価なので手に取りやすいです。

果樹ではないが果物として扱うものは『果実的野菜』とも呼ばれています(他には『メロン』『すいか』『いちご』が該当します)。当ブログでは果物として扱っています。

品種によって見た目が異なる

まくわうりは品種によって色や形が異なります。

まくわうり

上写真のように黄色く縦長いものは比較的メジャーなものです。記載がなかったのではっきりとはわかりませんが、特徴から見るにおそらく『黄金(おうごん)まくわ』かそれに近い品種ではないかと思います。


やまも
やまも

普通の青果コーナーより直売所とかのほうが見る気がするから、品種は地域(その地域の人が何を作っているか)によるかも

断面はこのような感じ。果肉は白く、中に小さく薄い種がたくさん入っています。

やまも
やまも

中身はメロンっぽい(ノーネットメロンにソックリ)

今までわたしが食べたことのあるまくわうりの例をあげておきます。

銀泉(ぎんせん)

色味は先ほどのものと似ていますが縞模様があるのが特徴。

(品種名が書いていなかったのですが模様と形状から銀泉と判断しました。)

※詳しくはこちらサブブログ

【果物レポ】縦縞模様のまくわうり(銀泉?)
黄色に白い縦縞のあるまくわうり。銀泉まくわと思われます。今回のものは硬めでパリパリ食感だったので熟し足りてなかった可能性がありますが、それでもかなり甘く、美味しかったです。もっと熟せばもっと甘くなるのかな……?

バナナウリ

バナナウリ

白っぽく、細いまくわうり。

バナナという名前がついているのは見た目からではなく食味が似ているから……だそう(ただわたしが食べたときはそこまで思わなかったので熟れ具合にもよるのかも)。

※詳しくはこちら↓

『バナナウリ』って何?特徴や食べ方を見てみよう
バナナウリは一見漬物用のウリに見えますが、生食できるマクワウリの仲間。歯切れの良いやわらかさとほんのりとやさしい甘みが特徴。冷やして食べるとおいしいです。

ニューメロン

ニューメロン

メロンと名前が付いていますがこれもまくわうり。ほかの品種と異なり丸っこい形と緑っぽい色が特徴的。

※詳しくはこちら↓

『ニューメロン』ってどんな果物?特徴や味について
『ニューメロン』はメロンと名前に付きますが『まくわうり』の仲間。丸くて可愛いフォルムで、味や食感はノーネットメロン寄りです。冷やして食べると更においしい。

まくわうりの食べ方(※一例)

やまも
やまも

まくわうりの食べ方(切り方)の例を載せておくよ

キンショーメロンの切り方

①ヘタ側と尻側を少し切りとる
②縦半分に切る
③種を除く
④さらに細く切って皮を剥く
⑤食べやすいサイズに切る

皮を剥くとすべりやすくなるので、剥く行程はできるだけ後にしたほうがいいです。

まくわうりは触った感じだと硬くしっかりしているのですが、意外とやわらかいので包丁はすんなり入ります。皮も剥きやすいので包丁を使い慣れていればそこまで難しくはありません。

ずんだ
ずんだ

切るときに力を入れすぎると逆に手が滑ったりする可能性があります。ご注意ください

種はスプーンでけずりとってもいいですし、手でも割ときれいに取れます(写真のものは手でとりました)。やりやすい方法でどうぞ。

まくわうりの栄養成分

やまも
やまも

栄養成分も見てみよう

可食部100gに対する栄養成分(一部)は以下の通り。

  エネルギー(kcal) 水分(g) 炭水化物(g) 食物繊維総量(g) カリウム(mg) レチノール活性当量(μg) ビタミンC(mg)
まくわうり 黄肉種 生 34 90.8 7.8 1.0 280 15 30
まくわうり 白肉種 生 34 90.8 7.8 1.0 280 0 30

※出典元:文部科学省『日本食品標準成分表2020年版(八訂)』

やまも
やまも

アレ、二種類ある?

黄肉種と白肉種で分かれています。つまり果肉の色が異なるということなのですが、先ほどあげたまくわうりはすべて白っぽい果肉だったので白肉種であると思われます。黄肉種が自分でも思い当たるものがなく調べてみたところ、緑色の品種はあるようです。黄色は探してみた範囲では見つからなかったのでおそらくこれが該当するのかな……と思います。ちなみにメロンの場合は緑肉種と赤肉種なのでこちらのほうがわかりやすい。

成分を見てみると、ほぼ9割が水分で、エネルギーや炭水化物はほかの生の果物と比べると低い傾向にあります。一方食物繊維の量はそこそこ、ビタミンCは思ったよりも多い印象。特に多いのはカリウムで、200mgを余裕で超えています。黄肉種と白肉種は成分がほぼ同じで、違う点は黄肉種にはレチノール(ビタミンA)が含まれるという点。緑色なのはおそらくクロロフィルの色素が含まれているからだと思われますが、ビタミンAの元となるカロテン(黄色系の色素)は色が濃い野菜や果物に含まれていることがあるため、これも多少関係しているのかもしれません(※そのあたりは予想なので違ったら申し訳ないですが……)。

エネルギー(カロリー)や炭水化物が少ないので、ダイエット中でもあまり気にせず食べられると思います。また、カリウムは体の余分な塩分を排出する役割がある重要なミネラルのひとつで野菜にも多く含まれていますが、野菜の場合だと加熱調理によって失われてしまい本来含まれていた量がとれません。まくわうりのように生で食べればそのような心配は無いので大きなメリットといえます(ただし、腎臓に疾患があるなどカリウムの制限の必要がある人にとっては厳禁です。ご注意ください)。

ずんだ
ずんだ

水分が多いので夏場のデザートにちょうどいいと思いますよ

夏場は汗でミネラルが外に流れやすくなります。特に近年暑い日が続いていますので、汗をかきやすい人は塩分(ナトリウム)もカリウムも必要量をしっかり摂取するようにしてください。体調にお気を付けて。

ほか補足

まくわうりはまずい?

まくわうりをまずいと感じる人もいるようです。

ずんだ
ずんだ

考えられる理由としては2つでしょうか

まず1つ目、『メロンなどの強い甘みに慣れていて物足りない』という場合。まくわうりは少し甘みがひかえめな傾向にあります。果物は全般的に甘みが強いものが多いので、そういうものに慣れているとちょっと味が水っぽいと感じるかもしれません。

2つ目、『まだ熟れきっていない』場合。熟れていないと硬く、味が薄いです。まくわうりは追熟するので、もう少し待つ必要があるでしょう。

好みの問題もあるのでそこは何ともですが、個人的にはしっかり熟れていればじゅうぶん甘くて美味しい果物だと思います(※糖度は品種にもよるかもしれません)。

ウリ系にアレルギーがある人は注意

メロンなどのウリ系食物に対してアレルギーを持つ人はまくわうりでも同様に症状が出る可能性があるので注意してください。

まとめ

やまも
やまも

最後に簡単にまとめよう

まくわうりは、

①ウリ系の果物の一種。メロンに近いがメロンより甘さがひかえめ
メロンと比べて価格が安め
③品種によって見た目が異なる。断面はメロンっぽい

あえて比較するなら

甘み・価格ともに『ネットメロン>ノーネットメロン≧まくわうり』

…といった感じでしょうか。

メロンと比べてしまうと味の濃さでは勝てませんが、その代わりクセが少なく落ち着いた味わいを持ち、また比較的安価で手に取りやすいというメリットもあります。スーパーなどで売っていないという場合は直売所を探してみると見つかるかもしれません。それかどうしても食べたい場合は通販を利用するという手もあり。

味や食感に関しては人によって好みもあるでしょうから、食べたことのない方は是非一度食べてみてほしいなと思います。

【更新状況】
26.06.04:全体的に構成の見直し、『銀泉』『バナナウリ』のリンクを追加

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