
今までに食べたりんご15品種について、感想をまじえながら紹介していくぞ!

よかったら参考にどうぞ
最初に
※2019~2020年に書いたりんごの記事をひとつにまとめたものです(『むつ/さんむつ』の記事のみ単体で残しています。)
※それぞれ別の日・時間帯に写真を撮っているため、りんご同士の色味の比較にはあまり向いていないかもしれません。ご了承ください。
りんご品種一覧表(五十音順)
秋映(あきばえ)
ほかの品種と比べても特に濃い(黒っぽい)赤色。ものによっては写真よりもう少し薄いです。台形のようなきれいな形をしています。りんごの表面のベタベタした物質は『油上がり』と呼ばれますが、この品種は油上がりがあまりないので、触ってもそこまでベタベタ感はありません。
果肉は少し硬めで、シャキシャキ感が強いです。酸味が割と強めですが、甘みがかき消えることはなく、まさに『甘酸っぱい』という表現がぴったりでおいしい。すっぱいものが好きな方に特におすすめの品種。
王林(おうりん)
メジャーな品種のひとつ。緑色~黄緑色で、少し縦長のすっきりした形。
果肉はちょっと硬め。とびぬけた甘さではないものの、まろやかな甘みを持ちます。酸味はちょっと強め。少し古くなってくると酸味はかなりやわらかくなりますが、ちょっと味がぼやける感じがあるので、買ったらすぐ食べるか冷暗所にきちんと保管することをおすすめします。

りんごのヒビ割れのような模様は『サビ』と呼ばれるもので、王林は特にサビが出るものが多いんだけど、特に品質には問題なくおいしいから心配ご無用。
きおう
漢字で『黄王』と書くこともあります。比較的早い時期(9月くらい)に出回るりんごです。名前のとおり、黄色っぽい色ですが、上写真のように青っぽいものもあります(両方『きおう』です)。
油上がりはあまり目立たず、表面は特にベタベタしません。鼻を近づけるとさわやかな香りがし、切ると更に甘そうないい香りがします。
果肉はあまり硬くはないので噛みきりやすく、またシャキシャキしていて、果汁がたっぷり。酸味はひかえめで甘みがほどよくありおいしいです。
金星(きんせい)
遅い時期に出回るりんご(少なくとも自分が知っているりんごの中ではいちばん遅いです)。果皮は黄色。ほかの品種と比べると特に淡い色をしています。形はちょっと縦長。
あまり強い香りではありませんが、鼻を近づけるとまったりとした甘い香りがします。また、切ってみると今度は少し酸味がプラスされたような、さわやかな香りも。
果肉はちょっと硬めでサクサク感があり、果汁もしっかりあり。ほかの品種と比べるとちょっと味の濃さ的にはひかえめな感じですが、酸味がひかえめで甘みはまろやか、クセはないので食べやすいりんごです。噛むごとに甘みが増します。

こちらは『サン金星』。少し赤みがあります。『金星』と比べてちょっとクセがあるかな…と思いますが、甘くておいしいです。なかなかお店に出ないので見かけたら是非。
ぐんま名月(ぐんまめいげつ)
略して『名月』と呼ばれることもあります。青りんごですが、ところどころ赤い部分もあり(※赤くないものもあります)、美しい色合いです。。果肉は白っぽいクリーム色。毎回入っているわけではないのですが、上写真のように蜜が入っているものもあります。油上がりは少なく、すべすべした触感。
甘みが強く、酸味もほどよくあるので全体的に味が濃い印象。蜜が入っているものはもちろんですが、入っていないものでもかなり甘いです。果肉はしっかりめで、シャキシャキとした歯ごたえがあります。果汁をたっぷり含むので、かむと口の中に果汁が拡がります。
紅玉(こうぎょく)
生食できないというほどではないのですが酸味が強くて甘みが薄く、少し渋みが口に残ります。このような酸味の強いものは菓子加工に向いており、ジャムやコンポートなどにするとおいしく食べることができます。
※過去に作ったはちみつ入りコンポートのレシピです。よかったら参考にどうぞ↓

さんさ
鮮やかな赤りんご。大きさは大体こぶし大より少し大きいかな?という感じで、重さは写真のものだと230gほどありました。また、上から撮ったので形がわかりにくいのですが、横から見ると縦横同じくらいかちょっと横が長いかな…という感じ。油上がりは少ないようで、触ってもベタベタ感は特にありません。
切る前は香りはあまり感じなかったものの、切るとさわやかな香りがします。
一口目で酸味が前面に出てきますが、二口目からはほぼ気にならない程度。ちょっと酸味が強く、ほどよい甘みもあります。
サンつがる
『きおう』と同じくらいの比較的早い時期にお店に並ぶりんご。『つがる』という品種を袋をかけずに栽培したもので、色つきがばらけています。ちなみに上のものは両方『サンつがる』です。
『きおう』と比べると少し酸味が強いですが、特段すっぱいというわけでもないので二口目くらいからは気にならなくなる程度。総合すると、酸味も甘みもほどよくありちょうどいいバランスのりんご。
食感は今まで食べたものだとちょっと硬いものから程々に柔らかめのものもあったので、鮮度や時期にもよるかもしれません。果汁はしっかりあります。
サンふじ
メジャーな品種である『ふじ』を袋をかけずに栽培したもの。油上がりはあまり目立たず、比較的すべすべしています(ものによってはちょっとベタ付いているものもあります)。
ほどよい甘みと少しの酸味があります。全体的に落ち着いた味ですが、後味がさわやかでクセがなく食べやすい。『いかにもりんごらしい』味がします。食感は少し硬めでシャキシャキ感が強く、果汁もしっかりあり。
サン北斗
ちょっと大玉のりんご。果皮は赤と緑の混じった色で、ちょっと縞模様みたいになっています(写真の物は緑の部分が多いのですが別日に買ったものはどちらかというと赤が多かったのでものによります)。スーパー等で見かけるものはちょっと見た目がよくないな…と思うものが多かったりするのですが、実際に食べてみると果肉は柔らかめで、適度に酸味と甘みがありおいしいりんごです。
シナノスイート
これもよく見かける品種。油上がりが目立つのが特徴で、触るとベタベタ感が強いです。ですが、その分発色がよくきれいに見えます。果肉はちょっと黄色みが強いクリーム色。
スイートの名の通り、甘みがしっかりあります。逆に酸味はひかえめ。果肉が柔らかめで果汁が多く、食べやすい。
ジョナゴールド
右は『サンジョナゴールド』 ジョナゴールドの断面
こちらもメジャーなりんごのひとつで、『ふじ』やこの品種は冷蔵りんごとして旬の時期以外でも売っているため見かける機会が特に多いです。上の2つ並んでる写真は、左が『ジョナゴールド』、『右がサンジョナゴールド』です。サンジョナのほうは少し色ムラがありますが、お店に並んでいるものを見るとそこまで色ムラは激しくないように思います。
油上がりが目立ち、ベタベタしているところは先ほどの『シナノスイート』と似ていますが、シナノスイートと比べるとこちらのほうが少し明るい色合いをしています。
少し酸味が強いですが、甘みもしっかりあり、クセがなく食べやすいりんごです。サンジョナのほうもそこまで味は変わりませんが、ジョナより酸味が少なくやさしい味わい。
弘前ふじ(ひろさきふじ)
『早生ふじ』とよばれるりんごのひとつ。『ふじ』とかなり見ています。また、油上がりも『ふじ』と同様目立たず、触ってもあまりべたつきは感じません。
酸味は少なく、甘みはほどよくあります。クセがなく、全体的に落ち着いた味、という印象を受けます。食感は割と柔らかめで噛みきりやすいので、小さいお子さんや噛む力の弱い高齢の方でも食べやすいのではないかと思います。
未希ライフ(みきらいふ)
あまり見かけないりんご。出回る時期は早いほう。赤色で縞っぽい模様があり、形は少し平たい。断面はきれいな白っぽいクリーム色。香りはあまり強くないのか切る前はほぼ香りがしませんでしたが、切ったときに鼻を近づけてみると、ちゃんとりんごの香りがしました。
果肉は少し硬めで果汁は十分にあり。甘みがしっかりあり、酸味はおだやか。
むつ/サンむつ
赤が『むつ』、緑が『サンむつ』です。写真だとわかりづらいのですが、『むつ』の色はほかの品種と比べてちょっと薄いというか、パステルピンクのような色合い。『むつ』は『サンむつ』より手がかかるからか少し価格が高い傾向にあります。
どちらも甘みはそこまで強くなく、どちらかというとあっさりめの味ですが、クセがなく食べやすい。
※こちらでもう少し詳しく書いていますのでよかったらどうぞ↓


ほか、気になる品種があったら今後も追加したいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました!