
今回はカリフラワーの一種『ロマネスコ』について!!普通の白いカリフラワーといっしょに特徴を見ていこう!!
21.01.27:由来についての追記をしました。
ロマネスコって何?
花野菜の一種です。『カリブロ』という名で売られているのをたまに見かけます。おそらくカリフラワーとブロッコリーをかけあわせたような見た目なのでそのような名前なんだと思います。

緑色だけど、前述の通り『カリフラワー』だよ
元々はイタリアの野菜。日本ではあまりなじみがないのですが、作っている農家さんもけっこういらっしゃるようで、スーパーによく並んでいるのを見かけます。また、他のブロッコリーやカリフラワー同様、家庭で栽培することもできます(自分も1回育てました。詳しくは後述にて)

イタリアにはこんなオシャレな野菜があるのか・・・自然の神秘だ
ロマネスコとカリフラワーの違い
見た目の違い
通常のカリフラワー ロマネスコ(横から) ロマネスコ(上から)

比べてみると違いがよくわかるなぁ
カリフラワーはもこもこした形で、クリーム色がかった白色をしています。一方ロマネスコは渦のような模様とトゲトゲした形、薄い黄緑色が特徴。
カリフラワーの断面 ロマネスコの断面
断面の写真です。断面から見るとよりわかりやすいのですが、カリフラワーは丸っこく横に広がるような形をしています。一方ロマネスコは円錐に近く、下に行くにしたがって大きく広がるような形。
におい・味などの違い
におい
生の場合、カリフラワーは少し青臭いようなにおいがします。ロマネスコはカリフラワーほどにおいはないように思います(むしろちょっと甘いにおいがするような気がします)。
味・食感
まず生でかじってみました。カリフラワーもロマネスコも、花蕾部分はぼろっとした食感、芯の部分はシャキッとした食感です。

生のキャベツに似た風味がある

キャベツもカリフラワーもアブラナ科の仲間だから、味が似てても不思議ではないのかも?
花蕾部分や芯の上の部分は辛味やえぐみをほとんど感じませんでした(あえて言うならカリフラワーの方が若干えぐみがあるかな?と思います)。ただ下の部分は硬く、ちょっとえぐみがありました。
茹でると、食感だけでなく味も少しやわらかくなり、甘みが出て食べやすくなります。カリフラワーと大きく味が違うわけではないと個人的には思うのですが、あまり好きじゃないという人もいるようです。人によっては少しクセが強く感じるのかもしれません。あと食感がゴツゴツしていて普通のカリフラワーよりちょっと食べづらい…というのもあるかも。好みによりますね。
食べ方など
切り方・洗い方
カリフラワーやブロッコリーもですが、そのまま丸ごと洗うと、細かいすき間の汚れがとれない可能性があります。なので、小房に切り分けてから洗います。ロマネスコは芯に沿ったように花蕾がびっしりとついているので、切り離す際にちょっと勝手が悪いのですが、芯に沿って包丁を入れると分けやすいです。
茹で方

生でも食べられるけど、茹でたほうが食べやすくなるよ
生のもの 茹でたもの
茹で方はカリフラワーやブロッコリーなどとあまり変わりません。鍋にたっぷりのお湯を沸かして塩少々を加え、その中にロマネスコを入れて茹でます。そこまで時間はかからないと思うので、食べられる硬さになったらザルに上げます。尖った部分は崩れることなくしっかり残り、カリフラワーとは違う食感を楽しむことができます。また、写真は残していないのですが、このときは芯の部分もスライスして一緒にゆでました。芯までおいしくいただけます。
レシピ例:ロマネスコのマヨサラダ
花野菜はマヨネーズと相性がいいのですが、ロマネスコも同様に相性がいいです。今回はレシピをひとつご紹介。

下の分量でだいたい3~4人分くらい。
・ロマネスコ …1/2個
・カリフラワー …1/2個
・にんじん …4㎝
・マヨネーズ …大さじ2強
・淡口しょうゆ …小さじ1
・塩 …少々
①ロマネスコ、カリフラワーを切り分ける。にんじんは1~2㎜厚さの短冊切りにする。
②鍋に湯を沸かし、①の材料を茹で、ざるにあげる。
③粗熱がとれたらマヨネーズ、しょうゆ、塩を混ぜ、完成。

②についてはレンジでチンしてもいいと思うよ。あと、今回のように色の白い食材のときに使うしょうゆは濃口より淡口のほうが色が付きにくいのでオススメ。
茹でたものをそのままマヨネーズやごまみそで食べてもおいしいです。手軽に食べたい場合はそちらもオススメ。
オマケ:家庭菜園について
ちょっと前に一個育ててみました。
苗から育てた物がこちら↓


何か・・・違うなぁ・・・

そうだね・・・
肥料の分量がよくないのか、時期がよくないのか(たぶん肥料が足りなかったのかなと思います)・・・モコモコになってしまいました。なかなか難しいですね・・・これはこれで愛着わきますけども。
勉強しなおして次の機会にまた育ててみたいなと思っています。それではまた。