個性的な形の『ロロン』~特徴や食べ方などを見てみよう

ロロンかぼちゃ果菜類

夏から冬にかけて、日本産のかぼちゃをお店で見るようになりますね。今回は少し珍しいかぼちゃの品種のひとつ『ロロン』について、簡単にご紹介したいと思います。

ロロンの特徴

見た目

上写真は1/4カットのもの。この状態で売っていました。

全体はラグビーボールのような、菱形のようなちょっと細長い形をしています。

重さを量ってみたところ、えびすかぼちゃ(一般的に購入できる西洋かぼちゃの代表格)と比べて少し軽いかな?といった感じでした。なので、1個の重さはそこまで変わらないのではないかと思います。

果皮は濃い緑色で、薄い色の斑状の模様があります。

断面を撮り忘れてしまったので果肉の写真が無いのですが、色はオレンジ色で、えびすかぼちゃ等とあまり変わらない色合いです。

種の詰まってる部分も外側と同じく細長い感じでした。種の形状も普通のかぼちゃとあまり変わりないと思います。

硬さ

通常のかぼちゃと同じく、皮や果肉は硬め。切るのにけっこう力がいります。

手が滑らないようにご注意を。

どんな食べ方が合う?

まず、かぼちゃには大きく分けて『西洋かぼちゃ』『日本かぼちゃ』があります。

西洋かぼちゃはいつもスーパーで見かける1/4サイズのもの。代表は『えびす』や『くりかぼちゃ』と呼ばれるものですね。ほっくりしていて崩れにくいため、焼き物や煮物など固形のまま調理する料理に向きます。
一方、日本かぼちゃは一個丸ごと売っていることが多いです。代表的なものは『黒皮かぼちゃ』。身が柔らかく崩れやすいため、潰して汁物にしたり固めたりといった料理に向きます。※煮物も作れますが崩れやすいので注意。

日本かぼちゃは変わった色や形をしているものが多いため勘違いしがちなのですが、ロロンは『西洋かぼちゃ』にあたります。なので、焼き物や煮物にしやすいかぼちゃです。もちろん、ポタージュやサラダなど潰して使ってもOK。実際に煮物にしてみたのですが、甘く、やわらかく仕上がりました。じっくり加熱することで皮もやわらかくなります。普通のかぼちゃと比べると、そこまで大きく違うというほどではないものの、ほっくりというよりはなめらかな食感かな?という感じでした。使ってみた感じ、普通の西洋かぼちゃより少しだけやわらかいのかな?という印象を持ったので、特に収穫したての新しいものは煮崩れに注意したほうがいいかも。

ちょうど食べた時期的にまだ水分が抜けてないかなという気もしたので、もっと遅い時期(秋~冬あたり)だとまた違うかもしれません。機会があればまた調べてみます。

補足:どこで売ってるの?

さて、この『ロロン』ですが、スーパーなどの野菜売り場ではなかなかお目にかかれません。私も、入手できたのは今のところこの1回のみです。

今回のものはスーパー内にある地元の人が出品している直売所コーナーで購入できました。このように、直売所などであれば地元の農家さんが作って売っている場合もあるかと思いますので、そういったところを探してみるのもいいかもしれません。

まだまだ珍しい品種なんだと思いますが、おいしいかぼちゃなので見かけたら是非買ってみてほしいなと思います。

それでは。

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