白いアスパラ(ホワイトアスパラガス)ってどんな野菜?

ホワイトアスパラガス

春に旬を迎える野菜のひとつ『アスパラガス』。アスパラガスと言えば基本緑色なので、それをイメージする人も多いでしょう。ですが、中には白いアスパラガス、通称『ホワイトアスパラガス』というものも売っています。

今回はその『ホワイトアスパラガス』について簡単に書いていこうと思います。

ホワイトアスパラガスってどんな野菜?

どうして白いんだろう?

こちらは生のホワイトアスパラガス。形や大きさは普通のアスパラガスと大差ありませんが、名前の通り全体的に色が白いのが大きな特徴となっています。

さて、普通のアスパラガスは緑なのにこちらはどうして白いのでしょうか?

やまも
やまも

実はホワイトアスパラガスって普通の緑色のアスパラガスと品種は同じなんだ

アスパラガスは日光に当たることで緑色になります。よって土やビニールなどを被せて日光に当てないように育てることで白く育つというわけです。

先の方をアップにするとこんな感じ。

やまも
やまも

写真のものはちょっと先が緑色。てっぺんは日光に当たりやすいだろうしたぶん少し日光に当たったのかも

インターネットで見かける画像は先まで白いものが多いので、上までしっかり被せることが徹底できるならば白く保つことは可能なんだろうと思います。ただ、個人的にホワイトアスパラガスはたまにお店で見ることがあるのですが、先まで白いものはあまり見ないように思います。通常のアスパラガス以上に手間暇がかかる以上、『上から下まで白く』というのは管理的な問題もあってなかなか難しいのかもしれません(わたしは農家さんではないのであくまで予想ではありますが……)。

とりあえず、元々緑色のものなので、多少緑色のところがあっても品質には問題ありません。特に気にしなくても大丈夫。

ちなみに断面。左は根元に近く、右は先に近い部分です。

外側が緑色だと中身も少し色が濃いかなという印象。

※紫色のアスパラガスもありますが、こちらは緑のものとは品種が異なります↓

『紫色のアスパラガス』にはどんな特徴があるんだろう?
アスパラガスには紫色のものもあります。『パープルアスパラガス』とも呼び、緑のアスパラガスとは違う品種のものとなります。加熱処理で紫色が抜けるため、茹でると緑色になります。

生でも食べられる?

炒め物や汁物、和え物など加熱調理のイメージが強いアスパラガス。一応生食も可能です。

うめ
うめ

ん~、でも個人的には加熱調理のほうがオススメかなぁ……

鮮度の良い採れたてならいいのですが、お店で売っているものは収穫から時間が経っているものもあります。消費者側から見て鮮度がちょっとわかりづらいので、加熱して食べたほうが良いと思います。

あと、生食と加熱では食味も変わってきます。

やまも
やまも

生で食べてみたんだけど、先の方は割と硬めでしっかりしてて少し甘い感じ。下に近いほうはシャキシャキしてて瑞々しいんだけど、ちょっとえぐみが気になったかな

生食の場合、場所によってはちょっとえぐみを感じたりします。食感もちょっと硬めなので好みが分かれるかも。

加熱することで、やわらかくやさしい味わいになります。また、加熱したほうが消化にも良いと思われます。

加熱すると少し色が濃くなります。味は緑より少しあっさりめかな?

ホワイトアスパラガスの使い道は?

ホワイトアスパラガスは基本的に普通のアスパラガスのように使えます。茹でてマヨネーズやドレッシングで食べるシンプルな方法も良いし、炒め物や和え物などに使ってもOK。

ただし白いので他の食材の色の組み合わせは考えたほうがいいかも。例えば炒め物にしたい場合は濃い色と組み合わせたほうが映えます。

うめ
うめ

あくまで例えばの話だからそこまで気にしなくても大丈夫だよ。お好みの方法で食べてみてね

国産アスパラガスは出回る時期が限られるので、ホワイトアスパラガスも生のものはなかなか見かけない印象。できれば旬の時期に新鮮なものが食べられるのが一番ですが、缶詰でも売っているので時期外でも入手は可能です。もし必要かつ国産のものにこだわりが無ければそちらを探してみてもいいのではないかと思います。

【更新状況】
25.06.09:全体的に構成を見直し
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