カラフルな人参4色!!それぞれの特徴を見てみよう

カラフルな人参
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1年中入手できる野菜のひとつ『人参』普段使っているのはオレンジ色が主流ですが、中には違う色のものもあります。

今回はその中からわたしが実際に使ったことのある赤色(※金時人参)黄色、紫色の人参についてまとめてみました。使い勝手についても書いているので参考になりましたら幸いです。

いろんな色の人参とその特徴

今回は『クセの強さ』『使い勝手の良さ』『入手難易度』の項目を作り、5段階評価にしています。
※あくまで筆者個人の経験に基づくものになります。また年度や地域で異なる場合もあります。ご了承ください。

オレンジ色の人参

まずはおなじみ、オレンジ色の人参。西洋人参と呼ばれるもので、いろんな品種がありますが『五寸にんじん』が有名。

【クセの強さ】   ★★★
【使い勝手の良さ】 ★★★★★
【入手難易度】   ★

本来の旬は夏ですが、1年中入手が可能。どこでも売っています。

人参には独特の風味(クセ)があり、ちょっと好みが分かれます。セリの仲間だからかも?(セリもけっこう個性の強い味をしています)

使い勝手が良く、生食含めいろんな料理に使えます。特に赤系の食材は意外と少ないため、少量でも加えれば料理の彩りがよくなります。汁の実や炒め物に少量使ってもいいし、人参しりしりのようにメインとして使ってもOK。洋風の肉料理の添えにグラッセにしてもオシャレ。

やまも
やまも

まさにオールラウンダーって感じ

赤色(金時人参)

オレンジ色のものが『西洋人参』と呼ばれるのに対しこちらは『東洋人参』と呼ばれるものです。

普通の人参と比べると赤みが強く、細長いのが特徴。上写真のものはそこまで大きくないですが、かなり大きく立派なものも売っています。その分けっこういいお値段しますが……。

【クセの強さ】   ★★★★
【使い勝手の良さ】 ★★★★★
【入手難易度】   ★★★(※期間限定)

そこまで珍しい、というほどではないので入手はそこまで難しくはないのですが、多く出回るのは大体12~1月…大体正月前後あたり。それ以外の時期はほぼ見かけません。

オレンジ色の人参と比べると、人参独特の風味が少し強め。人参が苦手な人だとちょっと厳しいかもしれません。逆に人参が好きな人なら問題無く食べられるでしょう。

正月料理によく使われ、代表的なものは『紅白なます』。大根の白と濃い赤がよく映えます。煮物にしてもきれいですね。もちろんそこにこだわらなくても大丈夫。ちょっとクセが強めとはいえ普通の人参とそこまで大きく変わるわけではないので、普通の人参を使うレシピでも使えます。

うめ
うめ

色味はちょっと違うけど、ほかの色と比べるといちばん普通の人参に近い使い方ができるかな

※金時人参の単独記事。ここより少しだけ詳しく書いています↓

金時人参~普通の人参と何が違うんだろう?~
金時人参はお正月によく使われる赤い人参で、12月あたりによく出回ります。オレンジ色の人参と比べて少しやわらかく、人参の風味が強いのが特徴。色が濃いので料理の彩りにもぴったり。

黄色の人参

こちらは黄色い人参。いくつか種類があり、上写真のものは細いタイプ。普通の人参と同様のサイズ・形状のタイプもあります。

【クセの強さ】   ★★
【使い勝手の良さ】 ★★★★★
【入手難易度】   ★★★★

前述の2種と異なり人参独特の風味がひかえめで、純粋に甘みを感じます。人参が苦手な人でも食べやすいはず。

特に調理で変色することもなく、鮮やかな黄色が映えます。生食や炒め物、汁物などいろんな料理に使えます。普通の人参を使うレシピに代用してもOK。ただ、赤系ではないのでほかの食材の組み合わせによっては色味が地味になってしまう可能性があります。出来上がりの色まで気にする場合は濃い野菜やハム・ベーコンなどを一緒に使ってみるなどするといいかも。

やまも
やまも

気をつけるところといえば色の組み合わせくらいでこれも割と万能だと思う

※黄色の人参の単独記事。緑に変色してしまったことがあるのでそれに関してはこちらに書いています↓

黄色い人参(にんじん)~オレンジ色と何が違うんだろう?~
黄色の人参はオレンジ色のものと比べるとクセが少なくあっさりめ。人参独特の風味が苦手という人におすすめです。

紫色の人参

濃い紫色の人参。写真のものは購入時に品種名の記載がなかったため断言できませんが、断面(果肉の内側)が黄色いという特徴を持つ『パープルスティック』に似ているためおそらくそれではないかと思います。今回はこのような色合いですが、品種によっては中が紫色のものもあります。(23年12月現在まで未入手のため、今後購入機会があれば追記したいと思います)

【クセの強さ】   ★★
【使い勝手の良さ】 ★★★
【入手難易度】   ★★★★★

色が濃い野菜はちょっとクセが強いことがあるのですが、これは意外とクセがひかえめ。人参独特の風味がそこまで無くあっさりめです。味は黄色に似ているように感じました。

とても美しい色合いの人参なのですが、『加熱処理で変色しやすい』という点がネックなところ。茹でると色が茹で汁に溶け出て青くなってしまうため汁物や煮物にしようとすると出来上がりの色に影響が出てしまいます。

また、人参そのものの色も変色してしまい、元のきれいな色が失われてしまいます。なので加熱する料理よりもサラダやスティックなど生食のほうがオススメです。

うめ
うめ

味に影響は無いけど、やっぱり見た目もきれいなほうが食欲が湧きやすいからね

かなり珍しいので入手難易度が高め。一応黄色は★4つにしたのですがそこまで変わらない気もします。おそらく地元で育てている農家さんがいるか、幅広い青果を取り扱う大きな市場でないと見かけないのではないかと思います。

やまも
やまも

かく言う我が家もここ数年で1回しか購入できてないや

※紫人参の単独記事。茹でているところの写真はこちらに載せています↓

紫人参(にんじん)~特徴や適した調理法を見てみよう~
紫色の人参は意外とクセが少なく食べやすい人参です。加熱調理で変色してしまうため、サラダなど生のまま調理するほうが鮮やかな色を活かせるのでおすすめです。
ほか、白色のものも存在します。まだ未入手で食べたことが無いため、購入機会が得られれば追記したいと思います。

今回のまとめ

やまも
やまも

今までの記述をざっとまとめると以下のとおり。

①オレンジ色
→年中買えて何にでも使えるオールラウンダー

②赤色(金時)
→正月近くに購入可。オレンジ色と同じように使える。

③黄色
→珍しい。クセが少なく食べやすい。オレンジ色と同じように使える。色のバランスにだけ注意。

④紫色
→珍しい。黄色と似たような食味。加熱で変色するので生食がおすすめ。

どれもきれいな色をしているので、それぞれの特徴をとらえておくと料理の時に失敗が少なくなるかと思います。

簡単にでしたが、参考になりましたら幸いです。特に黄色と紫色は珍しいので是非一度はご賞味ください。

【更新状況】
23.12.22:全体の構成見直し、読みづらいようだったため大幅に修正。
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